未知数ととるか、不足ととるか「大合奏! バンドブラザーズDX」

進化の方向性は正しかったのかもしれないが、その行き着く先にゲームファンはいなかった、とするのが妥当なのか。


待ちに待ったバンブラの新作である。予約して購入し、起動して曲を選ぼうとするが、やりたい曲がない
前作には任天堂のゲームミュージックを打ち込んだものが多数入っていたため、ゲームをやっていた人間が音楽に入ることに抵抗がなかったのであるが、今回はJ-POPが5曲のほか、26曲がクラシックのアレンジのみという寂しい状況。
たくさんダウンロードして遊んで欲しい、という魂胆は分かるのだが、ゲームファンがやる曲はやはりゲームミュージックである。
投稿しても配信可能なのはJASRAC管理楽曲で、かつ一定の条件を満たしたもののみ。
敷居の高さはぬぐえない。
…のだが。
あまりにも速いペースで楽曲が追加されている。いちプレイヤーの想像を遙かに超えるスピードで。
発売翌日に21、現時点ではすでに130を超える楽曲が追加でダウンロード可能になっている。
待てば待つほど曲が増える。当然、上記の条件をクリアしたゲーム楽曲も複数ダウンロード可能になっているが、いずれも難度が高く手が出せない…。
全ての曲はダウンロード前に最後まで試聴可能で、パートごとの難度も表示できるため、ダウンロードしてから難しすぎて手が出せない、といった事態は起こらないのだが、それがやりたい曲のやりたいパートであるかどうかとは、別問題である。
MOTHERのエイトメロディーズとポリアンナだけは、難度も低めであまり気にならないかもしれない。
このあたりが好きな方にはお勧めである。
自分のやりたい曲を探すことから始まる音ゲー、それがこのゲームだ。
それを準備不足ととるか、未知の魅力を秘めるとみるかは、プレイヤー次第である。
肝心のゲーム部分であるが、基本的に前作を踏襲し、ゲーム性そのものに大きな変化はない。が、ノートごとの評価がわかりやすくなったのでプレイしていてストレスがない。
また、作曲ツールは基本を残してパワーアップしている。
プリセットされた音色をADSRのパラメータ、またエンベロープパターンでいじることが可能になっている。
分かりづらいかもしれないが、アナログシンセや昔のゲーム機・PCなどに載っていた音源と同じように音を調整可能だということだ。
これは分かる人にだけ分かる魅力といえよう。
曲途中のテンポ変更、パートごとの音量変更にも対応した。また音域が楽譜上のエリアを越えない限り、配置が自由になったので2オクターブ制限も事実上撤廃されている。
早期からクオリティの高い楽曲が多数投稿されているのもうなずける。
Wii専用スピーカーチャンネルを使えば、Wii経由でスピーカーの音を使って遊ぶことが出来るが、ひとり用のモードではないので、プレイした結果や評価、点数を記録することは出来ない。
こちらも残念なところではある。
また、1本のソフトにつき1台のWiiにしかダウンロードできないので、中古で買うと使えない恐れがある。
(当然、ダウンロードした曲や数も残ってしまうので、中古の購入はいろんな意味でお勧めできない)
上にも書いたが、とにもかくにもやりたい曲を選ぶことから始まるゲームであるため、その段階を楽しめる人、もしくは俺が曲を投稿する! という気概のある人は今すぐ購入を。
そうでない人は、上のリンク先をチェックして、好きな曲が遊べるようになってから購入すると良い。
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ネットショップはどちらも在庫なし。人気ぶりがうかがえる。
7/3時点で予約であるが、安い店をリンクしておく。

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