WILLCOM 03を使いこなすスタートラインへ[2] ActiveSyncとファイル転送

説明書通りにオンラインサインアップをすませば、メール・インターネットが使用可能になる。
前回電話帳を移行したので、電話もかけられる。
しかし、03はこれだけで終わる機械ではない。
普段使っているPCとリンクすることで、microSDを介さずともファイルを転送できるようになる。
microSDも公式には2GBまで対応しているので、動画・音楽を入れてメディアプレーヤーとしても使うことが出来る。
まず、USBを使ってパソコンからの充電とファイルの転送・使用が出来るよう、ActiveSyncをインストールして、その使い方の実際をみていく。
(Vistaの場合は「Mobile Device Center」であるが、筆者のOSはXPなので、こちらをベースに解説していく)


ActiveSyncのインストール自体は、03をつなぐPCに行う。
方法はマニュアルに掲載されているので、指示に従って行うこと。
インストール終了後、03を付属のUSBケーブルでつなぐことでPCからのファイル転送が行えるようになる。
また、PCとつながっていることで、PCのネットワーク環境を使ってメール・インターネット接続等が可能だ。
このとき、PCのエクスプローラに「モバイル デバイス」という項目が追加される。
これが03である。
ここにファイルをコピーすることで、03にファイルが転送される。
また、そのまま設定したりソフトを動かしたりすることも可能だ。
しかし、注意すべきことがある。
ActiveSyncをインストールするときに「同期する項目」を選択できるのであるが、ここで内容を確認しておくことが必要だ。
「連絡先」にチェックを入れたままインストールすると、03の電話帳と勝手に同期される。接続する度に電話帳の項目が増えたり減ったりするので注意が必要だ。
「お気に入り」も同様で、PCのインターネットエクスプローラのお気に入りが勝手に03側に同期される。
「電子メール」も、Outlookのメールが03に転送されたり、逆に03側のメールがPCに転送されたり、大事なメールが消えたりする可能性がある。
分からない場合は、同期項目のチェックをすべて外しておくことを推奨したい
重要なことだが、現状で03を充電するためのケーブルは、添付のACアダプタとUSBケーブルでPCと接続する以外にない。
市販されているケーブルを変換したり、添付のUSBケーブルをUSBの電源を供給するアダプタにつないでも、充電することはできない。
ACアダプタ以外で充電するためにはActiveSyncもしくは、モデムドライバをインストールしてあるPCに、USBケーブルでつなぐ必要がある
たとえば仕事先のPCにActiveSyncを入れるのに抵抗があるなら、モデムドライバだけをインストールすることで解決できる。
仕事で使っているファイルを転送して03のWordやExcelで表示したりすることも可能だ。
しかし、ファイル選択ダイアログが普通のPCとかなり異なる形状をしているため、とまどうこともあるだろう。
また、目当てのファイルが見つからない事態になることがある。
実は、microSDやマイドキュメントから2階層以上深いフォルダは、通常のファイル選択ダイアログで表示できない
これを解決するソフトが
GSGetFile.dll」と「FileDialogChanger」だ。
まず、前者をダウンロードし、ZIPファイルを解凍する。
「ARMRel」フォルダ中の「gsGetFile.dll」を03のWindowsフォルダに入れる。
続いて、後者をダウンロードし、lzhファイルを解凍する。
解凍したら「ARM」フォルダの中にある「filedlgchg.cpl」を03にコピーし、03のWindowsボタンを押して設定をタップ>システムタブからFileDialogChangerをタップする。
すると設定画面が出るので、「Exchange Standard File Dialog」にチェックを入れてOKを押下すると、めでたくファイル選択ダイアログが入れ替わる。
次は誰もがとまどう、ケータイShoinの扱い方を考えていく。

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