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FHD対応のIIDX INFINITASで120Hz対応テレビに真の実力を発揮させる

久々です。FHDと書くとファイターズヒストリーダイナマイトが想起されてしまいますが、その情報はここにはありません。フルHDですしビートマニアの話です。

その大型アップデート第2回目が来たので、今まで720pでは120fps出なかったテレビが1080pで真価を発揮するということで、PCをつないで色々試していたわけですが、ゲームの進化より自分の体の退化(老化)が激しく、何より目が厳しいのです。

花粉の季節なのもあいまって目がショボショボするので、まばたきがひんぱんになる上に老眼でノーツが追いきれないです。これはブランクもあるかな…。

前置きはさておき。環境から書いていきます。

  • CPU:AMD Ryzen 5 3600(3.6GHz)
  • GPU:AMD Radeon RX 6700 XT
  • テレビ:Hisense 43E7H

さてこの環境でとりあえず起動してみたわけですが、例の問題が発生します。

  • キー音とバックトラックがものすごくずれる
  • 120fps出ない(60で動く)

なんとかしたいところですね。で、例によってなんとかしましたのでその方法を書いていきます。

キー音のズレ対策

だんだんズレていくというよりは、ズレ幅は一定で打鍵と曲の流れに違和感がある感じです。

キモになりそうなのは、2つ。PC側の音声出力設定、そしてINFINITAS本体のWASAPI設定ですね。

テレビ側はゲームモードを効かせていれば遅延低減してくれているので、深くいじる必要はないと思います。

PC側ですが、散々、散々言われている通り「出力デバイスのサウンド設定で、サンプリングレートを44100Hzに設定する」のが重要で、やらないと一生ズレるので最初にやりましょう。

Win10(未だに10かよというツッコミは勘弁してください)だと

  1. タスクバーのスピーカーマークを右クリックして「サウンドの設定を開く」
  2. 出力デバイスをテレビにして「デバイスのプロパティ」
  3. 「詳細」タブの「規定の形式」から「24ビット、44100Hz」を選択

続いてINFINITASのWASAPIですが共有になっていたので排他に切り替えました。

あとはよく言われる垂直同期。AMDのゲーム設定にある「垂直リフレッシュを待機」がそれにあたります。いまのところ「常にオフ」で問題なく遊べています。

これでだいたいズレは解消するはずです。

AMDのディスプレイ設定にあるFreeSync「オフ」、スケーリングモード「アスペクト比を保持する」も設定していますが、多分あまり関係ないかな?

サブディスプレイで120fpsは出ない!?

さてここに来ている人は上の見出しで勘づいたのではないでしょうか。

だいたいの場合はPCにテレビだけをつないでいるということはなく、ゲームするときだけつなぐとか、テレビはあくまでサブディスプレイで、あくまでゲーム用だとしていると思うわけです。

自分もそうなので原因がわからず頭を抱えていたわけですが、下記設定をしてからINFINITASを起動するとあら不思議、120出てしまいます。

  1. 設定→システム→ディスプレイ
  2. ディスプレイが並んでいるエリアのサブディスプレイをクリック
  3. マルチディスプレイの「これをメインディスプレイにする」にチェックを入れてからINFINITAS起動

まさかの「メインディスプレイにしていないと120fps出ない」です。切り替えの際にアイコンが動いちゃったりしますが、ゲームが終わったら元に戻せばよいので問題ないと思います。

でもやっぱり手間なので、サブディスプレイのまま120出す方法があったら知りたいですね!

M1 MacBook Air(Big Sur 11.5.2)でAndroidを使ったUSBテザリングを実現する

備忘録に近いわけですが、書き残しておきます。

また、この方法はMacのセキュリティレベルを下げるものとなりますので、実施する際は自己責任でお願いします。

Big Surでは、AndroidでのUSBテザリングは通常の方法ではできません。また、それを行うためのツールも開発が止まっており使えません。

有志の方が開発が止まっているツールを修正し、M1 MacのBig Sur用に作ってくれたのですが、ソースファイルでの提供となっていて、Xcodeを使って自力でビルドする必要があります。

参考にしたURL

M1 Mac(Big Sur)にHoRNDISをインストールする

M1 Mac でのドライバの読み込み判断フロー

必要なもの

  • M1 MacBook Air(など)
  • Android端末(と接続ケーブル)
  • Xcode
  • 今回使うツールのパッケージファイル(ソースファイルが必要)

Xcodeは12GBくらいあるのでApp Storeからがんばって落としてください。Xcodeの準備ができたら、好きな場所にフォルダを作って、ツールのソースファイルを展開します。

LaunchPad→その他→ターミナルを起動し、cdコマンドで好きなフォルダに移動してから以下のコマンドを叩きます。

git clone https://github.com/thpryrchn/HoRNDIS.git -b BigSur

Xcodeの機能を使い、パッケージファイルを作成します。

cd HoRNDIS
make

ちょっと待つとこの「HoRNDIS」フォルダの下にあるbuild→pkgにパッケージファイルが出来上がるので、これを覚えておきます。

これで準備OKです。

作業

まず、システムを終了してリカバリモードに入ります。

システムを終了してから、Touch IDのキー(電源)を長押しし続けていると真ん中に歯車マークの「オプション」が出てくるので、それを選択して「続行」。

で、メニューバーにあるユーティリティ→ターミナルでターミナルを起動し、下記のコマンドを入力します。

csrutil disable

コマンドを打つと英語で聞いてきますので「y」→「パスワード」を入力。しばらくするとコマンド受付に戻るので、そこで

reboot

再起動がかかりますので、ログインして、先ほど作った「HoRNDIS-kext.pkg」をダブルクリックしてインストールします。

その後、セキュリティ確認のウインドウが出るので、ボタンでシステム環境設定に移動して「セキュリティとプライバシー」が出たら、カギが掛かっているのでまずカギをクリック。Touch IDかパスワードで解除し、右下の「許可」ボタンを押します。すると今入れたものが表示されるので、OKを押して、パスワード入力ウインドウにパスワードを入れてから、再起動ボタンを押します。

再起動したら、目的のAndroid端末を接続して「システム環境設定→ネットワーク」を開き、Android端末側でUSBテザリングを起動して端末名が出てきたら成功です。

ここまでで使えることは使えるのですが、セキュリティが不安なので少しだけレベルを戻してあげます。

いったんシステム終了後、再度リカバリモードに入り、ターミナルを起動して以下のコマンドを入力します。

csrutil enable --without kext

また英語で聞かれるので「y」→「パスワード」の順で入力、またrebootで再起動して、もう1回USBテザリングの動作確認をして、つながればOKです。

お疲れさまでした!

設定を終えて

上のブログの方法で何度も試したのですが、OSのバージョンが違うせいなのか、Androidをつないでも全く反応せず…。

「csrutil」コマンドのせいかと思い、いったん「disable」でセキュリティを全解除してから「enable」で戻すことで解決したのですが、この方法が正しいかどうかもちょっと不明です。

開発しない人にとってはかなりハードル高いですが(バカでかいXcode入れないといけないし)、Wi-FiやBluetoothでのテザリングに不安がある方は試してみる価値アリと思います。

beatmania IIDX INFINITASでのコントローラ接続で困った話

(2023.11/16更新)下記症状はAMDのCPU(筆者はRyzen 5 3600)で発生する模様です。

すっかりIIDXに対するモチベーションが下がっていますが、その原因の半分と言ってもいい、コントローラ(エントリーモデル)認識問題をなんとかしたく、色々動き回っていました。

症状

IIDXコントローラをPCに接続すると最初は認識したようにふるまうのですが、10~15秒経過すると何故かBluetoothの接続待機ランプが点滅します。もちろん、電池は入っていないしBluetoothのスイッチも切ったままです。

この状態で5分ほど経過すると、エラーとなり完全に沈黙します。

また、他のゲームコントローラも接続不安定で、2~3回再接続しないと認識しない事が多いです。なので、IIDXコンに限らず全体的な改善を狙っていく必要があります。

試したこと

検索するとよく引っかかる、高速スタートアップの無効化、USB機器の省電力設定の変更やらポートの差し替え、ドライバの再インストールなどいろいろ試しましたが改善せずでした。USBの問題が改善しているというBIOSの更新もしましたが、こちらも効果なし。マザーボードのチップセットのドライバも更新しましたがこれもだめ。

ワイヤレス機器の切断、USBハブ側ドライバのアップデート、ことごとく失敗しています。

USBのレジストリをいじってUSB機器使用不可にしてしまったりもしました(OSを再インストールしました)。

USB2.0のセルフパワーのUSBハブ(バッファローのBSH4A11)を買ってきてそこに差し込んだり、PCIExpressのUSBポートを増設してそこに差し込んだりしましたが全く改善の気配なし。

10回挿し直しても認識しないことがあるので、非常に困ってしまいました。遊ぶ前にモチベーションがどんどん下がってしまいます。端子も傷むし、どうするか悩んだ末、できるだけ接続回数を減らせるように、USBのON/OFFスイッチ(アイネックスのADV-111B)を購入しました。

USBの端子と機器の端子の間に挟むだけで、通電を手動で行えるようになるスイッチです。ヨドバシで400円ほどで手に入れました。

これを間に噛ましてやって、PCの起動後にONに切り替えてあげたあと、INFINITASを起動すると、なんと以前苦しんでいたのが嘘のように認識率が向上しました。が、しばらく接続を繰り返していると元の症状が再発してしまって、振り出しに戻ってしまいました。

解決編

が! このあと進展し、原因と対処法が判明しました。

まず、先ほど使えなかったと書いたUSB2.0のセルフパワーのハブをマザーボード側のUSB3の口に挿し込み、ハブにコントローラを接続。ON/OFFスイッチも念の為噛ませておきます。

実はここを変えるだけで認識率は向上しました。しかし、スイッチを切って入れた際にハブ自体の接続を抜き差ししないとコントローラが認識しない事態になり、頭を抱えたのですが、はたと気づきました。

USBハブの自動電源オフが有効になっているままではないか?

デバイスマネージャを開き、USBルートハブと汎用USBハブのプロパティを片っ端から変えていきます。変えるのはもちろん、「電源の管理」→「電力の節約のために、コンピューターでこのデバイスの電源をオフにできるようにする」のチェックを外すところです。

これで、何度再起動しても、何度コントローラにつけたスイッチをON/OFFしても、安定して認識するようになりました。試しにスイッチを外しても、安定して認識しました。ただシャットダウン後の起動はダメらしく、通常の使用ではスイッチが必須のようです。

なにが起こっていたか。つまりは、ハブに何も挿さっていない状態になると、PC側がハブの電源を止めてしまうと。再接続しても、チップセット側(だと思われる)のバグでハブの電源が入らず、つながっているデバイスの電源も入らないという仕組みのようです(以上、推測ですので間違っているかもしれません)。

BIOS側の設定も結構いじっているのですが、関係あるだろうと思っていたところが無関係だったりしてよくわかっていません。USB3のコネクタに挿したほうが安定するというのは目からウロコでした。

もしかしてと思い、コントローラをハブから外して背面のUSB3のコネクタに接続して再起動・抜き差しを試しましたがダメでした、やはりセルフパワーハブが必要なようです。

セルフパワーハブはUSB2.0でもOKというのは不思議な感じがしますが、うまくいっているので良しとしましょうか。

結局、高速スタートアップもUSBのセレクティブサスペンドも有効のままですし、原因がもっと深いところにいるような気はしています。

こんな感じです。また何かわかったことがあれば追記していきたいと思います。

安価で強力! 中華系USBキャプチャー「HSV3218」をM1 MacBook Airで使ってみた

先日、MacBook Airを新調しました。2019のものと比較するとM1チップの性能のおかげで、本当に雲泥の差というか驚きのパフォーマンスを叩き出してくれます。

GPUも積んでいますから、配信で活躍できるだけの性能を備えていて、先日Twitter告知のみで配信を行ったのですが非常に良い配信を行うことができました。

しかしここで使ったのは、以前にもこちらで紹介した「XBJ-450」で、720pの映像を、30fpsで配信したため特に問題にならなかったのです。

ところがせっかくお高いお金を出して買った、フルHD60fps対応のelgatoのキャプチャー「HD60 S」はM1 Macでは使えない状況です(「+」は使える)。M1 Macで取り込めるのは「UVC」規格に対応したものだけで、こちらの商品は対応していないのです。

で、この「HD60 S+」を購入しようと、Yahoo! ショッピングでカートに入れて待機、2021.8/15の「5のつく日曜日」に注文しようとしていたら、3日前に突如大幅な値上げが行われ、予算オーバーとなってしまいました。

どうしよう! と思いながらWebを漁っていたら「中華系のいいキャプチャーデバイスがある」という情報をキャッチしました。いろんな情報を集めたところ、ある商品に行き着いたのですが、いくつか不安な点が。

「音声がモノラルでしか取り込めない」「実はUSB3.0に対応していない」などネガティブなレビューが散見されたため、本当に使えるデバイスを探して2時間。

しかし情報がとても少なく、見つかるのは「とりあえずHD60 S+買っとけ」のような記事ばかり。悩んだ末に、レビューの海を漁っていたら有力な情報を発見。

「4Kパススルー対応」「フルHDで60fps取り込める」「M1 Macで使える」という、「HD60 S+」に比肩する性能のキャプチャデバイスが見つかりました。

しかも、クーポンを使えば8500円程度とお安い。とはいえ、ゲーム1本買えちゃう値段なので悩む…

30分悩んだ末、1個だけ在庫していた中古品をポチりました。「外装に多少の傷あり」とのことでしたが、お安かったので特攻!

それが「HSV3218」だったというわけです。

前置きが長くなりました。Amazonはあまり利用しないのでプライム入ってないんですが、注文の翌日に届きましたので、早速レビューします。

接続は付属のUSBA-Aケーブルを使用してUSB3.0ポートに行います。せっかくのPS5なので、HDCP切ってこれでやってみることにしました。ただ、相手のモニターがフルHDなので4Kパススルーの実験はできませんでしたので、そこだけご容赦ください。

映像についてはOBS側の設定で、普通に「映像キャプチャ」を選択すれば候補に出てくるのでそれを選択。あっさりと画面取り込みには成功。

PS5専用ゲームもないので、とりあえず60fpsで動くゲームということでPS4のものですが「斑鳩」を選択。少し遊んで、録画を確認するとフルHDで60fpsがきれいに動いていました。

…が、ここで一点だけ困ってしまいました。音声が取り込めていないのです。

悩んだ末公式サイトをあたり、説明書を見たら「Mac側のシステム環境設定の、サウンドで入力に「Mirabox Video Captureを選択すべし」とあったので、そのとおりにしてみると…

ステレオで音声が取り込めていました!

しかしここで不安になるのが、「他の音声入力機器と一緒に使ったらバッティングして音声が取り込めなくなるのではないか?」ということです。

手持ちのUSBマイクを挿してみました。とりあえず、入力リストにはあがってきたので同時取り込みのテストを行います。

結果はOKでした!

これで、必要な条件は全て満たしたと言っていいでしょう。

機材としての問題はないんですが、一点だけ注意していただきたい点があります。

コイツ、USB給電するとかなり派手に「光ります」。それも、七色に。

いやいやそんな、光るったって大したことないんでしょ? と思われるかもしれませんが、結構な光りっぷりなので、気にする方は気にするのではないかなあと思います。

それを除けば本当に大満足の一品で、M1 MacBookなどでの配信をお考えの方は候補の一つに入れてみてはいかがでしょうか?

beatmania IIDX INFINITASを2560×1440pxで165Hz駆動させてみた(対策されました)

2021.9/11追記:アップデートにより塞がれたようです。残念。

今やPS5の登場で沸きに沸いているテレビ・モニター業界ですが、HDMI2.1、4K 120Hz対応のテレビやモニターがたくさん登場しています。

かく言う自分もPS5を…持っているわけですが、4K対応のコンテンツが少ないのと、そもそも4Kのテレビを持ってないこともあってソフトがない! という悲しい状況に陥っています。

さて、そんな状況ではありますがIIDX INFINITASを大画面で遊びたい! という欲求がフツフツと。しかも、4K対応のモニターで120HzでできたらPS5もパソコンもできていいと思いませんか?

しかし最近のテレビは4KとフルHDについては120Hzに対応しているものの、他の解像度だと対応していなかったりして、メーカーによりばらつきがあります。1280×720の解像度で120Hzに対応しているテレビをひとつひとつ、説明書PDFで調べるのも骨が折れます。

じゃあ、INFINITAS側のアプリでアップスケールして高解像度に対応させればいいのでは?

手持ちのモニターが2560×1440しかないので、他のモニターやテレビで映るかどうかは未確認ですが、手持ちのモニターで高解像度表示かつ高リフレッシュレートを実現してみました。

やり方は案外とかんたんで2ステップ!

1.bm2dx.exeの設定変更

IIDX本体のアプリが入っているフォルダを検索します。エクスプローラの検索でbm2dx.exeと打てば出てくるでしょう。

このとき旧バージョンのものを選択しないように!

で、bm2dx.exeを右クリックして「プロパティ」「互換性」と進みます。

「設定」のなかに「全画面表示の最適化を無効にする」という項目がありますのでこれにチェックを入れます。これで、1280×720以外の解像度で起動するようになります! が、当然ながら見た目は変わりません。

2.グラフィックボードの設定

これはちょっとだけ高度な設定になりますが、やることは難しくないです。

NVIDIAのグラフィックボードを使用している前提で書かせていただきます。RADEON派のかたごめんなさい。

デスクトップで右クリックすると「NVIDIA コントロールパネル」が出てくるのでこの画面に入ります。左のメニューから「3D設定の管理」を選択します。

「プログラム設定」のタブを選択し、「カスタマイズするプログラムを選択する」のすぐ下にあるプログラム一覧のプルダウンメニューから、INFINITASの実行ファイルを選択します。

そして、設定を下記のように変更します。

モニターテクノロジ: 固定リフレッシュレート

優先的に使用するリフレッシュレート:利用可能な最高値(自分の場合はこれで安定しましたが、アプリケーションによるコントロールでできたケースもあるみたいです)

最大フレームレート:モニターの最大値を選択(今回の場合は165 FPS)

これでINFINITASを起動すると…!

みごと2560×1440で165Hz表示が実現しました!

ほかのモニターやテレビでも応用が利くと思われますので、解像度問題にぶち当たっている方は試してみてはいかがでしょうか。

なお、ゲーム本体の遅延や設定についてはまだちゃんと確認できていません。なにぶんコントローラのボタンがはまってまともにプレイできない状態なので、改造したら試したいと思います!

それでは皆様、良いIIDXライフを!

IIDX INFINITASを快適に配信したかったのでさらに色々やった

前回の記事から2ヶ月ほど経過し、配信のため色々と試してわかったことが出てきたので再度エントリーを起こします。

IIDX専用コントローラエントリーモデルが再販されたので、小遣いをはたいて飛びつきまして、1月よりこちらでプレイをしております。実に快適で、改造やら設定変更がいらない上にキーボードとの併用も最小限でよく、なによりターンテーブルの反応がいい!

調子がいいときはスコアもガンガン伸びるので、配信もこっそりやったりしていますが、ようやく設定が落ち着きそうなのでそのあたりを書いていこうかと。

共有モードは音ズレが酷いけど配信に影響が出る

前回の記事で、「配信するにはWASAPI設定を共有にする」と書きましたが、一部の曲(Don’t Stop!が顕著)で譜面とバックトラックがずれまくる現象が出て、とても遊べる状況になりませんでした。

これを「排他」にすれば音ズレも発生しなくなりますが、配信するにはひと工夫必要になります。

通常はOBSの「デスクトップ音声」からゲームの音を拾いますが、排他モードになるとこれが無効になってしまいます。

そこで別途、PC本体背面の出力(緑の端子)を2分岐させ、片方をスピーカーに、もう片方を緑の端子の隣にあるライン入力(青い端子)に入力します。

そして、OBS側の設定でグローバル音声デバイスにマイクを追加して「ライン入力」を選択します。これで音声が録音されるようになります。

分岐用のアダプターは100円ショップにもあるものでも良いのですが、自分はちゃんとしたスプリッターを購入して使いました(JVCのAP-120A)。

それとステレオミニプラグのケーブルが1本追加で必要になりますね。こちらは短いものを調達すればいいと思います。

マイクと打鍵音

さて、マイクと打鍵音です。自分の声も打鍵音も両方乗せてあげないと「やってる感」が伝わらないですよね。

しかしノイズ抑制を気にするとOBS側のフィルタ設定で「RNNoise」を選んでしまいますが、こちらでプレイすると打鍵音が入らないほどノイズ抑制が効く状態になってしまうので、「Speex」の方で良いと思います。抑制レベルは初期設定の-30dBで、自分は良さそうと思いました。

マイクそのものについてですが、テレワーク需要でいろいろなものが店頭に出るようになったので選びやすくなっています。自分はサンワサプライのMM-MCUSB25を選択しました。USB接続の単一指向性マイクで、ヨドバシだと2000円ちょいで買えてしまいます。

これはマイク側にミュートスイッチがついているのが特徴で、咳などの音を止めることができます。ただ、押すときにクリック音がどうしてもしてしまうので、頻繁に使うのは難しいところです。

余談ですが仕事で会議時にはもともと、家に余っていたBluetoothのヘッドセットに付属のマイクを使用していたのですが、声が聞き取りにくいと言われていたのです。新しく買ったマイクを使用したところ「別人のよう」と言われるほど音が改善したので、マイクって大事だなと改めて思いました。

配信で稼げるくらいになりたいという方はもっといい環境を作ったほうがいいと思いますが、とりあえずお試しでやりたい、緊張感をもってプレイしたいという自分のようなタイプはこれで十分かなと思います。

設定を終えて

環境がだいぶ変わったので、配信外でのプレイもかなり良くなりました。配信外では調子が上がっているのをいいことに、ライバル挑戦状を撃墜しまくって遊んでいます。

SP七段ではありますが、こんな自分で良ければライバル登録も募集していますので、よろしくおねがいします!

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IIDX INFINITASを快適に遊びたかったので色々やった

6月にPCを刷新し、10月にはモニターを31.5インチ/165Hzに買い替え、いよいよ時は満ちた、というわけで11月からbeatmania IIDX INFINITASを始めたのです。

残念ながら専用コントローラはエントリーモデルも完売しており、容易に手に入る状況ではありません。仕方がないので、PS2版で使っていたコントローラをひっぱりだしてきて、いにしえのPS→USBコントローラコンバータを発掘して使ってみたわけですが、普通に遊んでいるとこれが快適とは言えない状況でした。

標準のジョイパッド設定を使ってみると、ターンテーブルが二重に反応したり、7番キーのチャージがうまく反応しなかったりで、正式対応していないとはいえかなり厳しい状況。

パッドの入力をキーボードに変換するツールもいくつか試したのですが、-1.5くらいまで判定をずらさないといけなかったり(個人差はあると思いますが)、判定のブレがどうしても気になる感じです。

仕方ないので、いろいろ考えた結果まずコンバータを買い替え。ネットを探してみるとPS2→Xbox/PCのコンバータが5000円程度で売られていたので、クーポン使って4500円でゲットしました。

しかし安定動作していた入力変換ツールが動かなくなってしまいました。仕方なく判定がブレるほうのツールで試したところ、-1.0にしてそこそこ光るようになったので妥協しました。

じゃあ変換ツールを変えよう

せっかく120Hz出るモニターを買ったので、気持ちよく遊ぶためにも変換ツールの選択は重要です。ここまでいくつか試しているわけですが、

JoyToKey : 安定して動作はするが、どうしても判定ブレが気になる。シェアウェア880円。

JoyAdapter : コンバータ経由だと設定はできるのにゲームに入るとコントローラを認識してくれない。無償だが2003年で開発が停止している。

あと、コントローラを差しっぱなしで起動するとINFINITAS側でジョイパッド扱いになってしまいまともに操作できなくなるので、起動してから差し込むということまでやっています。本当に煩わしい…

さがしていると海外産で日本語対応していないものの、よさげなツールを発見。

それがreWASDなのです。14日間の試用期間を過ぎると6ドルかかり、連射などの追加機能を使うためには更に課金が必要ですが、INFINITASを遊ぶ上では基本機能のみで十分です。

他のFPSやMMORPGなどをやる方は全部入り(20ドル)買ってもいいんじゃないでしょうか。

色々試した結果、こんな感じの設定に落ち着きました。

先のコンバータを使用すると、Xbox Oneのコントローラとして認識されます。

まず右上の横棒3本のアイコンをクリックし、Addをクリックして新しくプロファイルを作成します。1P側プレイヤーなので1Pを含む名前にしました。DPをされる場合は、コントローラを2つつなぐと、左下にコントローラが2つ並びますので認識順に設定してあげるといいと思います。

各ボタンの位置をクリックするか、コントローラを操作して対象のキーを選択していきます。1~7の各ボタン入力は各キーに割り当て。上をLShift、下をLCtrl、左をVに設定。TabとEnterも設定します。

(2020年12月5日追記)先のBrook製コンバータを使用すると、PS2コン側のスタートボタンを押しながら何らかのボタンを押すと、そのボタンが連射に設定されてしまうため、ボタンでのハイスピード変更やギアチェンなどに支障が出てしまいます。とりあえずの回避策として、TabとEnterを上の画像と逆にして設定することで回避しています。

Fのキー(LT)に関しては、ウインドウ右のコントローラ裏向きのアイコンをクリックして設定します。

そして、全ボタンのジョイパッドとしての入力を無効化します。こちらは各ボタンクリック後、「Gamepad Mapping」をクリックして「Unmapped」を選択。これでコントローラを差しっぱなしで起動しても問題なく操作ができます。

音ズレ問題にも切り込む

ここまでで、コントローラの問題は解決したのですが、遊んでいると譜面とバックトラックがずれる現象が発生してしまいました。

FAQを読むと、垂直同期をオンにすると解決するとのことだったのでやってみたのですが、これを設定すると起動画面までは120フレーム出ていたのに、ゲームに入ると60フレームになってしまいます。

グラフィックカードがNVIDIAなので、デスクトップで右クリックしてコントロールパネルを出して設定を呼び出します。

3D設定の管理から、プログラム設定タブを選択し、追加ボタンを押してINFINITASの本体を選んで追加します。

リフレッシュレートの設定はすでに利用可能な最高値が設定済みですが、フレームレートがオフになっています。ここに120を設定してあげれば、垂直同期オンでも120フレーム出てくれます。

「低遅延モード」は議論の分かれるところだと思いますが、自分の場合はオフのままで違和感なく遊べています。これを「ウルトラ」にすると、-1.0くらいで安定してた判定が+2.5くらいまですっ飛びます。アーケードでも-1.0くらいで遊んでいるので、これはこのままにしておきます。

配信はロマン

せっかく環境整えてあるんだから、PCからの配信・録画も試したいですよね? ね?

以前から動画のアップはしていましたが、リアルタイム配信についてはTwitter経由でこっそりとやっていました。

INFINITASでもやってみたい、というわけでOBSにゲームキャプチャを設定し、「特定のウインドウをキャプチャ」にしてINFINITASを選んであげれば完成。

…のハズだったのですが、音がどうしても出ない! スピーカーから音は出ているのに、というわけでこれはゲーム側の環境設定で音声の「排他モード」を「共有モード」にしてあげることで解決します。

これで「デスクトップ音声」が拾えるようになるので、録画・配信に音が乗ります。が、音が遅延するという意見もあるので、気になる場合はオーディオボードの導入を検討することになるのでしょうか? そこまでは詳しくないので、このあたりは詳しい方に譲ろうと思います。

(2021.1/16追記)音声のモードを共有にすると、一部の曲で譜面とバックトラックがずれる現象が発生するため、排他モードに変更しました。修正後の手順については追加設定のエントリーを書きましたので、こちらをご参照ください。

設定を終えて

120フレームにすると何故かピカピカ光るので環境の整う方はぜひ設定しましょう。7段そこそこの腕しかないのですが、それでも低難度の曲なら天井近いスコアも狙えていい感じになりますね。

PC環境は人により千差万別ですが、あくまで一例として見ていただけると幸いです。

2000円ちょっとの(公称)USB3.0対応HDMIキャプチャーの威力を試した結果が想像を超えていた

前回の記事でUSB2.0のパススルー端子付きHDMIキャプチャーを試したわけですが、つなぎ直すたびに設定リセットしないといけないなど結構面倒だったのと、やっぱり1080p/60fps出したいよね、というわけで怪しげなグッズにもうひとつ手を出してしまいました。

2000円ちょいでUSB3.0対応、入力1端子しかないとはいえ1080p/60fpsに対応するHDMIキャプチャー、その名も「GAMECAP」。青いUSB端子が期待感を煽ります。

これを使ってリアルタイム性の高いゲームをするには、おそらくHDMIの分配器が必要になりそう、ということで別に買っておきました。

両方合わせても3500円くらいの出費、果たして結果はどうなりますか。

・まずは単体で

低遅延をうたっていますが、さすがに遅延幅が大きくてリアルタイム性の高いゲームには向かないだろう、と思いつつやってみたところ、やはり0.5秒程度の遅延があるように思えます。遅延を避けるなら別途分配器の使用を検討しましょう。

・徐々に雲行きが怪しく

さて実際のキャプチャ性能を見ていきます。USB端子に差すだけの簡単接続。OBSで取り込んだところ、なんと前回レビューした別のキャプチャと同じ認識状況で、設定を何も変えずに映りました。

では、ここからUSB3.0の威力を見ていきます。解像度を1920×1080に設定し、フレームを…あれ、30までしか設定できないぞ???

ハハハご冗談を、前の設定を引きずっているから同じ認識をするのかな? と思いドライバをいったん消してから再起動、再度つなぎ直しました。

結果、変わらず。

調べました。ビデオカメラやキャプチャーにおいては、UVCという共通規格(?)があり、これに対応しているかどうかでドライバのタイプが変わってきます。

UVC対応であれば、ドライバの調整や更新は不要。とはいえ、最新のドライバが2006年のものでは不安にもなるので、あらゆる方法で更新をかけてみますがダメ。

説明書はペラ4ページ。何度も1080p/60Hzの文字が飛び交います。中にあるwiistar.comというのが製造元のサイトのようなので、ドライバのたぐいを探しに行ってみることにしました。

そこで衝撃の事実を目にしてしまうのです…。

・あれだけ煽っておいてそれかよ!

今回の商品もラインナップにあるので、早速クリックして内容を見に行くと…

「Capture Video & Audio via USB 2.0 interface directly」

USB2.0だったんかい。

これは…商品ページでUSB3.0を連呼している店のサイトはなんとかしたほうがいいと思います。ひどいにもほどがある…!

しかし、モデル番号である「K004」で探すと、同梱されていたものと同じ説明書が出てくるのですが、やはり「最大1080p/60Hz」と書かれており、どこかで設定が可能なのか、一縷の望みをかけたくもなってくるものです。

・さらなる欠陥が…

悔しいので色々といじっていたのですが、音声についてもやはりモノラルで、そっち方面での利用についても望みが断たれた感じです。

・どうにも評価できず

広げた風呂敷が大きすぎて、できることは前回のキャプチャと全く変わらないのに、パススルー端子なしということを考えると、相当なマイナスを背負っていると感じます。

残念ながら評価は「非常に悪い」となってしまいました。

中華デバイスの広告には相当な割合で嘘が混じっているな、と感じた次第です。しかも、(あやしい)日本語にする段階で入れているのですから、代理店あたりが吹き込んでいるのでしょう。ああ怖い! もう中華デバイス買わない!

でも安いと試してみたくなっちゃうよね…

2000円ちょいのUSB3.0(!?) HDMIキャプチャー XBJ-450、どこまでやれんのか検証してみた

これまでいくつかYouTubeに動画を公開したりしてきたわけですが、PCも新しくなったし、やはりリアルタイム配信もやってみたいね、ということでおためしで、「XBJ-450」で検索するとひっかかる、中国製激安USBキャプチャーがどこまでできるのか、検証してみました。

購入価格は楽天で2280円。Amazonにも同種の製品がいくつかあるようですが、値段がバラバラですね。俺はPCパーツを買ったときについてきたリワードポイントを使って、実際に支払った金額は1000円でした。これで送料無料とか…。(規格外郵便で4日かけて送られてきました)

同梱物は本体とPCとの接続に使用するUSBのA-Aケーブル1本と、給電用USBのmicroB-Aケーブル1本のみ。説明書もついてはいますが非常に簡素で、「1080pに対応していること」は書かれていましたが、フレーム数などそれ以上の記述は見当たらず。また、パッケージにUSB3.0の記述はなし。このアイテムの能力を引き出してあげるには不十分と思い、記事にしてみることにしました。

まず本体。入力端子はmicro USBの電源供給と、HDMIの2つ。出力端子はPCと接続するUSB-Aとパススルー用のHDMI端子の2つです。HDMIのケーブルは付いていないので、1本必要になると思いますから別途準備しましょう。

実はキャプチャーするのにmicro USBの給電は不要なのですが、PCの電源を入れずにパススルー機能のみを使う場合はこのケーブルで電源を供給する必要があります。

パススルー機能は使っていて違和感ありません。ちゃんと1080p/60fpsで画面表示されます。リアルタイムなゲームも問題なく遊べます。

さてキャプチャーの機能面に入っていきます。各所で「USB3.0」とうたわれていますが、

  • USB端子の色が白
  • ケーブルの端子色も白
  • 最高解像度は1080pの30fps
  • 60fps出すには720pに落としてやる必要がある

この時点で、USB3.0対応は嘘です。USB2.0程度の転送速度しか持っていないことになります。これは誤認してしまう恐れが高いので、お店の方は修正されることを強くおすすめします

配信ソフトにはOBS Studioを使用することにしました、というかこれ鉄板ですよね。なんでもできてしまう…。

OBS Studioで認識させるのにはいくつかコツがいります。初回はまあ割と安定で認識するのですが、音声が出ないので設定を変えてやる必要があります。また、2回目以降は環境のせいなのか、一発で画面が出ないのでこれもいちいち設定変更の必要があります。

このあたりは激安ということで、目をつぶりたいところですが無視もできないので、認識させる方法を紹介します。あくまで筆者の環境ですので、異なる場合があっても責任は持てません。

PCとの接続ですが、先程の説明でも書いたとおりmicro USBケーブルは使わず、PCにはUSB A-Aのケーブルで接続。映像ソースをINPUT端子につないだら、キャプチャの準備は完了です。パススルー機能を使う場合はOUTPUT側にもHDMIを差してあげると、遅延なく画面を見ることができます。

まず初めてつないだら、OBS Studioの「ソース」欄にある「+」ボタンを押し、キャプチャデバイスを選択して決定していくと設定画面が開きます。「USB Video」を選択すると、運が良ければすでに画面が出ていると思いますが、ダメなことも多いので、「無効化」「有効化」を繰り返したり、ウインドウの左下にある「既定値」ボタンを1回押してあげると認識すると思います。「既定値」ボタンを押すと設定がリセットされるので、後述の設定をもう1回やってあげる必要があります。

取り込みには0.5秒ほど遅延がかかっているようで、リアルタイム性の高いゲームは取り込み画面を見ながら遊ぶのは困難です。おとなしくパススルーで別の画面で見たほうがよいでしょう。

そして、このままだとおそらく音が出ません。これは、設定画面を一番下までスクロールしていくと音声キャプチャの設定が出てきます。最下部に「カスタム音声出力…」が云々というチェックボックスが出ますので、これにチェックを入れると入力欄が増え、ソースの選択ができるようになり、「USBオーディオ」の項目が登場しますのでこれを選択すると音が出るようになります。

ただ、音がモノラルでしか出ていないという指摘も各所のレビューで見るので、こちらも別途検証していきたいと思います。

さて、解像度の話をします。30fpsで問題ないのであればフルHD(1920×1080)で行えばよいので、設定変更の必要はおそらくありません。しかし60fps出す場合は取り込みの設定を変えてあげる必要があります

ソースにあるキャプチャデバイスのプロパティから、解像度の設定を「カスタム」にし、1280×720に設定します。さらにフレーム数を60にして「適用」を押すと映像が60fpsになります入力ソースの解像度をいじる必要はありません。キャプチャー側でダウンスケーリングが行われるようです。

そして、アプリ全体の「設定」から、「出力」を選択して共通fpsが「30」に設定されているのを「60」に変えてあげます。これで60fpsでの録画が可能になります。映像ソースがレトロゲーム機だったり、画面の配置を工夫してあげれば、ゲーム配信などでも問題なく使えることでしょう。

難点はやはり日本語サポートの不安と、USBケーブルが両オスのAであること。ケーブルがない・断線などで欲しくなっても、取り扱っている店が限られているので1本見繕っておくといいかもしれません。あと、キャプチャーしているとだいぶ本体が熱を持ちます。触って持てないほどではないのですが、気にする方はエアフローを考えてあげるといいかもしれません。

・人柱コーナー

各所で言われているUSB3.0対応が本当であれば(2.0としている販売業者もいくつかあるようですが)、USB3.0対応のA-Aケーブルで転送速度が向上するはずです。もちろんハード的に2.0しか積んでいなければ全くの無意味なのですが、誰も試していないようなので人柱やってみます。1000円しないし。

まあダメでしょう、とつないでやってみたところ…

はい、やっぱりダメでしたね。フルHDで60fpsは出ませんでした

・音は本当にモノラルなの?

さてもうひとつの懸念点、HDMIに入った音がモノラルでしか出てないのではないか、という疑惑です。

これも残念ながら、常時モノラルでの出力になっているようです。音楽配信等には向いていなさそうですね。

・全体的な評価

この値段で、パススルーまでついてUSB2.0ながらもしっかりキャプチャできるのはすごいと思います。不備もあるし認識も若干怪しいところがあるので、用途が限られるかもしれませんが…。

フルHDで60fps出すにはUSB3.0が必須ですが、さすがにそこまで高望みはできない一品です。

まあ、なんとか使えるということで、今回の評価は「普通」とさせていただきます。

これを使った実況配信などもやってみようかと思いますので、ちょっとだけ期待していただけるといいかもしれません。リンクの冒険とか解説付きでやってみたい…。

と、ここまで書いたところで、別のUSB3.0接続の1080p/60fps対応キャプチャーがさらに安く現れたので、もしかするとこっちをレビューすることになるかもしれない…です…。

待て次回!

【Steam】ストリートファイターVと360アケコン+MAGIC-NSの相性が良くない話

PCを新調してうかれていたので、Steamで4000円のストリートファイターV チャンピオンエディションを買った2週後にセールで1000円引きになって悲しみにくれているジャラです。

さてMAGIC-NSとデドアラ4アケコンでバシバシ戦っていたわけですが、どうも相性が良くないのか、数戦に一度、対戦のあとにコントローラのボタン配置が変わってしまう症状に遭ってしまいました。ドングルの抜き差しをしている間に再戦の受付時間が過ぎてしまうこともしばしば。

対戦のあいだは決して起こらないので、なんだろうなあと思いつつ、ドングルを抜いて直接PCに接続した上で、x360ceを試してみることに。360コントローラを360コントローラとしてエミュレーションするというのがちょっと奇妙な感じもしますが、この設定でやってみたところ、うまく動作するようになりました。

細かい使い方はここでは割愛しますが、とりあえずはこれで不具合なく遊べています。

サムスピネオジオコレクションも同じような不具合あるのかなあ…(対戦などやらないのでわからず)